WF101JTYAHLNT0は、10.1インチの横型IPS TFT LCDモジュールで、抵抗膜タッチスクリーンTFTを搭載し、1024×600ピクセルの解像度を提供します。本モデルはEK79001HNおよびEK73215BCGAドライバICを内蔵し、LVDSインターフェースをサポートしています。コントラスト比800:1（標準値）、輝度350ニット（標準値）、アスペクト比16:9、アンチグレア表面ガラス、通常黒・透過型LCDを採用しています。

IPS技術により、本モジュールは優れた色再現性、広視野角、一貫した画質を提供し、高い視認性と細部の明瞭さが求められる用途に最適です。TN TFTディスプレイと比較して、10.1インチIPS TFTはより広い視野角（左右：85° / 上下：85° 標準値）を備え、どの角度から見ても色の一貫性を保ち、優れた視認性を確保します。また、アンチグレア表面により、明るい環境でも反射を抑え、視認性を向上させます。

幅広い用途に対応

TFT抵抗膜タッチスクリーンを搭載したWF101JTYAHLNT0は、HMI（ヒューマンマシンインターフェース）、医療機器、オフィスオートメーションシステム、セルフサービス端末、制御パネルなど、屋内の工業用途や商業用途に最適です。IPS技術とアンチグレア表面により、鮮やかな色と広視野角を実現し、画面の明瞭さと可読性が重要な用途に適しています。

抵抗膜タッチパネルの利点

TFT抵抗膜タッチパネルを搭載したこのディスプレイモジュールは、スタイラスペン、手袋を着用した手、またはプラスチックペンなどのオブジェクトによる精密なタッチ操作が可能です。そのため、手袋を使用する作業環境や、高精度なタッチ入力が求められる医療・工業用途に最適です。抵抗膜タッチスクリーンは、静電容量方式と異なり、水や汚れの影響を受けにくく、過酷な環境下でも安定した動作を実現します。さらに、抵抗膜タッチスクリーンTFTは耐久性に優れ、さまざまな環境条件下でも信頼性の高い動作を維持します。

WF101JTYAHLNT0の電源電圧（VDD）は3.0V～3.6V（標準値3.3V）です。動作温度範囲は-20℃～+70℃、保存温度範囲は-30℃～+80℃となっており、さまざまな環境で安定した性能を発揮します。