製品情報
WL0F00101000JGAABSA00モデルは10.1インチスマートディスプレイCANシリーズTFTディスプレイで、CANバスコマンドを介してCANopenプロトコルを実行して、画面にディスプレイコンテンツをレンダリングして、プロトコルオブジェクトとともにタッチイベントデータを返します。WL0F00101000JGAABSA00モデルは、標準の10.1インチIPS TFTモジュールWF101JTYAHLNB0と、WINSTAR 設計チームによって開発されたファームウェアコードが組み込まれた4層PCBAと統合されております。
この10.1インチスマートディスプレイは、USB2CANドングルまたはRaspberry Pi（+ PiCAN2）を備えたコンピューター、またはHostプラットフォームとしてArduino（+ CANアダプター）のようなMCUスケールを使用できます。WINSTARはスマートディスプレイGUIデザイン用のWindowsアプリ（GUI及びGUIビルダー）をすでに開発しております。WINSTAR GUIビルダーソフトウェアはドラッグアンドドロップウィジェットプレビュー機能を使用して、事前にUIデザインをシミュレートできるように設計されて、さらにお客様はこのソフトウェアを使用して自分で理想的なUIオブジェクトを作成して、シミュレーションを行ってハードウェアモジュールなしでUIデザインを確認できます。WINSTAR GUIビルダーソフトウェアはWindowsシステムのみをサポートしております。 それはあなたが見るものがあなたが得るものである（WYSIWYG）を満たすことができます。
スマートディスプレイ製品は、TouchGFXやSTM32CubeIDE などの ST 開発ツールをサポートするSTMicroelectronics (ST) コントローラを使用して設計されています。GUI ビルダー以外に、ST ツールを使用して WINSTARスマートディスプレイモジュールを設計することもできます。
- TouchGFX: STM32マイクロコントローラー用に最適化された無料グラフィックソフトウェア レームワーク。
- STM32CubeIDE: STM32マイクロコントローラおよびマイクロプロセッサ用のペリフェラル構成、コード生成、コード コンパイル、デバッグ機能を備えた高度なC/C++ 開発プラットフォーム。
- STM32CubeMX: STM32マイクロコントローラーの簡単な構成を可能にして、Arm® Cortex®-M コアの対応する初期化 C コードまたは Arm® Cortex®-A コアの部分的な Linux® デバイス ツリーの生成を可能にするグラフィカル ツール。
- STM32CubeProg: STM32 製品をプログラミングするためのオールインワンのマルチ OS ソフトウェアツール。 デバッグ インターフェイス (JTAG および SWD) とブートローダー インターフェイス (UART、USB DFU、I2C、SPI、および CAN) の両方を介してデバイスメモリの読み取り、書き込み、検証を行うための使いやすく効率的な環境を提供します。
ST プラットフォームの参考用のサンプル コードを提供します ► Github のリンクへ
WINSTAR Smart Display CAN シリーズは、お客様にとって本当に「スマート」な選択肢です。
この新しくリリースされた10.1インチスマートディスプレイCAN TFTには、以下のように多くの重要な特徴と機能があります。
- DC 12Vの動作電圧、その消費電力は約6Wです 。
- 電源投入時のセルフテストとスプラッシュ画面
- CANバス通信インターフェース
- CANopenプロトコルをサポート、デフォルトのボーレートは250KB
- フラッシュメモリに組み込まれて、フォントとオブジェクト辞書データを保存する
- 投影型静電容量式タッチスクリーン（PCAP）をサポート
- CAN スマートディスプレイは、CAN Busコマンドを介してマスターデバイスによって制御されるスレーブデバイスとして定義され、ディスプレイ画面に表示コンテンツをレンダリングして、プロトコルオブジェクトとともにタッチイベントデータを返します。
- ブザーを内臓し、 マスタデバイスからコントロールされること。
- デモセットHOSTは、コンピューター（USB to CANドングル付き）や、MCUや、Raspberry Pi（PiCAN2付き）等の複数のプラットフォームで使用できる。
- WINSTAR GUI Builderでコードを1行も記述せずにUI設計は実現できます。 (►GUIビルダーの紹介へのリンク)
購入前に無償に体験してみませんか。 WINSTAR GUI Builderアプリケーションをダウンロードしたいお方は気楽にお問い合わせください。
ディスプレイ上でのGUIデザインを実現するために必要なすべてのアクセサリーを備えたデモセットも提供しています。
外形図
製品仕様
規格説明
一般情報
| 項目 | 標準値 | 単位 |
|---|---|---|
| 操作電圧 | 8V~28V dynamic | Vdc |
| 通信インタフェース | CAN bus differential ± 3.3 | Vpp |
| MCU | STM32F746 | N/A |
| フラッシュメモリー | 16 | MB |
| SDRAM周波数 | 166 | Mhz |
| TFT対角線 | 10.1 | インチ |
| 解像度 | 1024 x RGB x 600(TFT) | dots |
| モジュールサイズ | 235(W) x 143(H) x 8.78(D) | mm |
| 有効表示エリア | 222.72 (H) x 125.28(V) | mm |
| ドットピッチ | 0.2175(W) x 0.2088(H) | mm |
| 亮度 | Min: 300; Typ: 400 | |
| タッチパネル | LED, 白色 | |
| 視角 | 85/85/85/85 | |
| アスペクト率 | 16:9 | |
| タッチパネル | 静電容量式タッチパネル(PCAP) | |
| 表面処理 | グレア | |
絶対最大定格
| 項目 | 記号 | 最小値 | 典型値 | 最大値 | 単位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 操作温度 | TOP | -20 | － | +70 | ℃ |
| 保存温度 | TST | -30 | － | +80 | ℃ |
電気特性
作業条件
| 項目 | 記号 | 条件 | 最小値 | 典型値 | 最大値 | 単位 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 電源電圧 | VCC | － | 11.4 | 12 | 12.6 | V |
| 電源電流 | I(mA) | - | - | 530 | - | mA |
BOM
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| LCM | WF101JTYAHLNB0# |
| PCBA | SV10010R100JB00N0100 |
ピン功能定義
CON1 定義
| Pin | 記号 | 功能 | リマーク |
|---|---|---|---|
| 1 | +12V | Power supply12V input | Input |
| 2 | GND | Power supply GND input | Input |
| 3 | CAN_H | CAN bus D+ | I/O |
| 4 | CAN_L | CAN bus D- | I/O |
| 5 | GND | Power supply GND input | GND |
| 6 | GND | Power supply GND input | GND |
| 7 | Reserve | USB_D- | Reserve |
| 8 | Reserve | USB_D+ | Reserve |
| 9 | NC | - | - |
| 10 | Reserve | USART RX interface(Reserve) | Reserve |
| 11 | Reserve | USART TX interface(Reserve) | Reserve |
| 12 | GND | Power supply GND input | GND |
| 13 | +12V | Power supply12V input | Input |
| 14 | NC | - | - |
| 15 | NC | - | - |
| 16 | GND | Power supply GND input | Input |
CON2 定義
| Pin | 記号 | 功能 | リマーク |
|---|---|---|---|
| 1 | VDD3V | 3.3V power for JTAG interface | Output |
| 2 | JTAG_SWCLK | CLK pin for JTAG interface | Input |
| 3 | GND | GND for JTAG interface | Output |
| 4 | JTAG_SWDIO | Data pin for JTAG interface | I/O |
| 5 | NRST | Reset pin for JTAG interface | Input |
| 6 | GND | GND | Output |
| 7 | Reserve | IO_8 for system Resume from suspend (Reserve) |
WKup,ADC,Timer,Event,I/O |
| 8 | Reserve | Reset (active Low) (Reserve) | I |
| 9 | Reserve | IO_0 (Reserve) | ADC,DAC,Timer,Event,I/O |
| 10 | Reserve | IO_1 (Reserve) | ADC,Timer,Event,I/O |
| 11 | Reserve | IO_2 (Reserve) | ADC,Timer,Event,I/O |
| 12 | Reserve | IO_3 (Reserve) | RST,Timer,Event,I/O |
| 13 | Reserve | IO_4 (Reserve) | RST,Timer,Event,I/O |
| 14 | Reserve | IO_5 (Reserve) | ADC,Timer,Event,I/O |
| 15 | Reserve | IO_6 (Reserve) | RST,Timer,Event,I/O |
| 16 | Reserve | IO_7 (Reserve) | RST,ADC,Event,I/O |
スプラッシュ画面
デフォルトのスプラッシュ画像を以下に示します。
デフォルトの選択
初めて電源を入れる際、目的のアプリケーションを3秒間ほど押し続けてください。
デモシナリオ (産業用アプリケーション)
デモシナリオ (車載・車両・輸送関係用アプリケーション)
デモシナリオ (医療用アプリケーション)
