2026年7月 WINSTAR ニュース
WINSTARニュースレター 2026年7月号をお届けします。
本号では、新たな5インチIPS TFT LCDディスプレイ、抵抗膜方式タッチパネルを搭載した7インチUARTスマートディスプレイ、VATNディスプレイデモキットをご紹介します。また、電子システムの入力電源保護設計に関する技術情報と、WINSTAR Smart Display GUI Builderの最新アップデートについてもご案内します。
- 本号の主なトピック:
- › 5インチIPS TFT LCDディスプレイ:高輝度モデルとPCAPタッチモデル
- › 抵抗膜方式タッチパネル搭載 7インチUARTスマートディスプレイ
- › 8.8インチ Bar Type Edge AI Vision 開発ボード
- › 全視野角・フルカラー印刷対応 VATNディスプレイデモキット
- › 電子システムにおける入力電源保護設計
- › Smart Display GUI Builder v0.8.5_WS / v0.8.6_WS 最新アップデート
5インチIPS TFT LCDディスプレイ:高輝度モデルとPCAPタッチモデル

WINSTARは、800x480の解像度、24-bit RGBインターフェース、広い動作温度範囲に対応した2種類の5インチIPS TFT LCDディスプレイモジュールを提供しています。WFN0500A4シリーズは、高透過率TFTガラスを採用することで光利用効率を高め、WF50Fシリーズと比較してバックライトの消費電力を低減しています。
WFN0500A4S0WADNN000 — 1000 cd/m² 高輝度モデル
高輝度表示に対応し、バックライト消費電力を約30%低減。屋外端末や高い視認性が求められる産業用途に適しています。
WFN0500A4T0WADNC000 — 400 cd/m² PCAPタッチモデル
5点マルチタッチ対応の投影型静電容量方式タッチパネルを搭載し、バックライト消費電力を約60%低減。インタラクティブHMIや組み込みディスプレイ用途に、より省エネルギーで環境に配慮したディスプレイソリューションを提供します。
抵抗膜方式タッチパネル搭載 7インチUARTスマートディスプレイ

WL0F0007000D2TFAASA00は、WINSTAR初の抵抗膜方式タッチパネルを搭載したスマートディスプレイです。7インチIPS TFTディスプレイ、STM32F746 MCU、UARTインターフェースを採用し、産業用HMI開発向けの統合型ディスプレイプラットフォームを提供します。
WINSTAR GUI Builderに対応しており、ドラッグ&ドロップ操作でグラフィカルユーザーインターフェースを作成できるため、低レベルのディスプレイファームウェア開発は不要です。また、STM32プラットフォームではTouchGFXおよびLVGLにも対応し、プロジェクト要件に応じたカスタムファームウェア開発が可能です。
8.8インチ Bar Type Edge AI Vision 開発ボード

WL0F00088000BGXAANA00は、STM32N657 MCUを搭載した8.8インチ Edge AI Vision 開発ボードです。MIPI CSI-2カメラインターフェースを備え、クラウド接続を必要とせず、オンデバイスAI推論によるリアルタイムの人物・物体検出を実現します。
AI Visionアプリケーションの開発を効率化するため、TouchGFXによるGUI開発に対応し、64 MB外部Flashを搭載しています。また、産業用HMI、マシンビジョン、Embedded AIアプリケーション向けに、多彩な通信インターフェースと拡張インターフェースを備えています。
全視野角・フルカラー印刷対応 VATNディスプレイデモキット
WWTK0004-00#は、全視野角技術、フルカラー印刷、滑らかなカラーグラデーション、タッチ機能を確認できるVATNディスプレイデモキットです。エアコン操作パネルを実用的なHMI例として採用し、モード切替、温度調整、タイマー設定、風量調整に対応する5つのタッチキーを搭載。表示品質、視野角特性、タッチ操作を実機で評価できます。
標準的な6時方向の視角特性を採用し、滑らかなカラーグラデーション表示を行わないWWTK0003-00#も用意しています。両デモキットは同一のハードウェアプラットフォームを採用しており、視野角や色表現の要件に応じてVATNディスプレイ構成を評価できます。

電子システムにおける入力電源保護設計
入力電源保護は、電子システム設計における重要な要素の一つです。特に産業機器や組み込み機器では、さまざまな電源環境や動作条件を考慮する必要があります。入力電源回路の設計が適切でない場合、逆接続、ホットプラグ、電源切替、過電流などがシステムの安定性や信頼性に影響を与える可能性があります。
電源保護方式には、電圧降下、電力損失、回路の複雑さ、保護性能、コストなど、それぞれ異なるトレードオフがあります。本記事では、ショットキーダイオード、PMOS理想ダイオード、ORing構成、eFuseの4つの代表的な方式を比較し、それぞれの特長、制約、設計上の考慮点を解説します。システム要件に応じた入力電源保護方式の選定にお役立ていただけます。また、一部のWINSTARスマートディスプレイにも関連する電源保護設計を採用し、電源の安定性とシステム信頼性の向上を図っています。

Smart Display GUI Builder v0.8.5_WS / v0.8.6_WS 最新アップデート
Smart Display GUI Builderの最新アップデートでは、7インチ16MB Custom CAN IDシリーズのNumber Widgetで小数点以下の桁数を任意に設定できるようになりました。また、GUI Builderの対応範囲を32MB Flash搭載スマートディスプレイへ拡張しました。
対応する32MB Flashモデルでは、1ページあたり最大255個のWidget、1プロジェクトあたり最大1,000個のWidget、最大64ページまで利用でき、より大規模なGUIプロジェクトを構築できます。ディスプレイサイズやモデル構成に応じて、複数の通信プロトコルにも対応しています。







