ウィンスターニュス第160号
- テーマ
- 1) WF0128BTYAA4DNN0 - 1.28インチ240x240円型IPSTFT-LCDモジュール
- 2) WF35UTYAIMNG0 - 3.5インチ320x480 MIPI DSI TFT PCAPタッチパネル搭載
- 3) WF39ESWASDNG0 - 3.9 インチ高輝度バータイプ IPS TFT PCAPタッチパネル搭載
- 4) WF0840ATWAMLNN0 - 8.4 インチ1024x768広温域LVDS IPS TFT-LCD
- 5) WF104GTWAMLNB0 - 10.4 広温域 LVDSIPS-TFT PCAPタッチパネル搭載
- 6) ICONタッチパネル 新感覚のSTNディスプレイ、コスパより一層高め
WF0128BTYAA4DNN0 - 1.28インチ240x240円型IPSTFT-LCDモジュール
WF0128BTYAA4DNN0は解像度240x240ピクセル、直径1.28インチの丸型IPSTFT-LCDのスディスプレイです。この円型ディスプレイはSPIインターフェースを通じて通信し、IPSTFT-LCDパネル、GC9A01ドライバーICで構成されております。
WF0128BTYAA4DNN0はIPSパネルを搭載しており、コントラストがより高く、ディスプレイまたピクセルがオフの際は黒い背景で、視野角は左:80 /右:80 /上:80 /下:80度(標準値)です。コントラスト比は1000:1(標準値)で、輝度は400ニット(標準値)、パネルの表面はアンチグレア処理です。静電容量式タッチパネルが必要な場合は、品番WF0128BTYAA4DNF10をご選択ください。
LCMの電源電圧は2.7V〜3.3Vで、代表値は2.8Vです。操作温度範囲は -20℃~+70℃で、保温度範囲は-30℃~+80℃です。ディスプレイモジュールは、スマートゲージ、ウェアラブルデバイス、メーターアプリケーションなどのコンパクトなデバイスなどに適しております。また、ホームオートメーション製品、ホワイト製品、ビデオシステムなども最適です。
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WF35UTYAIMNG0 - 3.5インチ320x480 MIPI DSI TFT PCAPタッチパネル搭載
WF35UTYAIMNG0は3.5インチで、IPS TFT-LCD モジュールで、解像度は320x480 です。ILI9488 ドライバ ICを内蔵し、MIPI とDSI インターフェイスをサポート致します。輝度は500ニット(標準値)で、コントラスト比は700:1(標準値)です。
WF35UTYAIMNG0は投影型静電容量タッチパネル(PCAP)を搭載しており、GT911 ドライバ ICを内蔵し、 I2C インターフェイスをサポート致します。電源電圧は2.8V~3.3Vです。タッチパネルなしのWF35UTYAIMNN0も提供しております。
この3.5インチTFT LCDモジュールは、IPS(面内スイッチング)パネルを備えたポートレートモードで、広視野角という利点を持ちます。視野角は左: 80 /右:80 /上:80 /下:80度 (標準値)で、操作温度範囲は-20℃~+70℃で、保存温度範囲は-30℃~+80℃です。
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WF39ESWASDNG0 - 3.9インチ高輝度バータイプ IPS TFT PCAPタッチパネル搭載
WF39ESWASDNG0は、高輝度3.9インチバータイプIPS TFT-LCDディスプレイで、投影型静電容量タッチパネルを搭載しており、解像度は480x128です。SC7283ドライバ ICを内蔵し、24-bit RGBインターフェイスをサポート致します。投影型静電容量タッチパネルはGT911 ICを内蔵し、I2Cインターフェイスをサポート致します。WF39Eシリーズには抵抗膜方式タッチパネル(RTP)オプションも提供しております。詳細については、WF39ESWASDNT0のWebページをご確認ください。タッチパネルを必要としない場合は、WF39ESWASDNN0(高輝度バージョン)またはWF39ETWASDNN0モジュールを選択できます。
WF39ESWASDNG0はIPS IPSパネルを搭載しており、、視野角は左:80 /右:80 /上:80 /下:80度(標準値)で、コントラスト比は800:1(標準値)で、高輝度800ニット(標準値)という広い画角を実現しております。LCMの電源電圧は3V〜3.6Vです。広帯域のTFTモジュールで、操作温度範囲は-30℃~+85℃で、保存温度範囲は-30℃~+85℃です。
このパノラマワイドスクリーン3.9インチWF39EバーTFT-LCDディスプレイは、高品質で鮮やかな画像を提供しております。サーバーシステム、オーディオ設備、広告ディスプレイ、自動車/航空/海洋機器、セキュリティ機器、産業機器、屋外インターホンシステムとコントロールパネル、医療機器、およびドローン制御に特に適しております。
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WF0840ATWAMLNN0 - 8.4インチ 1024x768広温域LVDS IPS TFT-LCD
WF0840ATWAMLNN0は8.4インチ、広温域IPSTFT-LCDモジュールで、解像度は1024x768です。ST5821AHドライバICおよびST5084AAドライバICを内蔵し、LVDSインターフェースをサポート致します。 WF0840ATWAMLNN0はIPSパネルを搭載しており、視野角は左:80 /右:80 /上:80 /下:80度(標準値)で、コントラスト比は1000:1(標準値)で、輝度は500ニット(標準値)です。パネルの表面はアンチグレア処理で、画面アスペクト比は4:3です。高輝度バージョンが必要な場合は、WF0840ASWAMLNN0をご選択ください。 WF0840ATWAMLNN0の電源電圧(VDD)は3.0V~3.6Vで、標準値は3.3Vです。操作温度範囲は-30℃~+80℃で、保存温度範囲は-30℃~+80℃です。
WF0840Aシリーズには、オプションとして投影型静電容量タッチパネルも提供しており、品番はWF0840ATWAMLNB0およびWF0840ASWAMLNB0(高輝度バージョン)です。
三菱社は、TFT-LCDモジュール製造の生産を終了すると発表しました。三菱8.4インチP/No.AA084XB01の仕様に近いWF0840ATWAMLNN0を提案しました。
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WF104GTWAMLNB0–10.4インチ広温域 LVDSIPS-TFT PCAPタッチパネル搭載
WF104GTWAMLNB0は10.4インチ、広い温度範囲のIPS TFT-LCD モジュールで、投影型静電容量タッチパネルを搭載しております。解像度は1024x768で、LVDSインターフェイスをサポート致します。視野角は左:80 /右:80 /上:80 /下:80度(最小値)、コントラスト比は1000:1(標準値)、輝度400ニット(標準値)です。パネルの表面はグレア処理で、アスペクト比は4:3です。高輝度バージョンが必要な場合は、WF104GSWAMLNB0をご選択ください。
WF104GTWAMLNB0の電源電圧(VDD)は3.0V~3.6Vで、標準値は3.3Vです。操作温度範囲は-30℃~+80℃で、保存温度範囲は-30℃~+80℃です。
タッチパネルオプションを必要としない場合は、WF104GTWAMLNN0またはWF104GSWAMLNN0(高輝度バージョン)をご選択ください。三菱社はTFT-LCDモジュールの製造を終了すると発表したため、三菱10.4インチに近いWF104Gシリーズを用意致しました。
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ICONタッチパネル 新感覚のSTNディスプレイ、コスパより一層高め
今タッチパネルが搭載されているSTN-LCDディスプレイ製品は、一体型ドライブモジュール回路基板とSTN-LCDディスプレー、また抵抗膜式タッチスクリーン(RTP)、あるいは静電容量式タッチスクリーン(CTP)などの結合構造が主流となっています(図1をご参照)。それとも一体型ドライブモジュール回路基板、STN-LCDディスプレイ、メンブレンスイッチ(membrane switch)などの結合構造です。(図2をご参照)
[図 1]
[図 2]
Winstarは一体型ドライブモジュール回路基板とSTN-LCDディスプレイだけの結合構造という新なデザインを発想しました。タッチスイッチをビューイングエリア(VA)内に設置して、タッチパネル感度を高めます。(図3をご参照)
[図 3]
製品特性:
(1) 適用LCD:TN/STN/FSTN/VATN。
(2) 電圧:2.2V~5.5V
(3) ピンの一対一の直接出力が提供して、出力はハイアクティブまたはローアクティブが選択できる
(4) 低コストでシンプルな構造
(5) 複数のタッチADCICをサポートする
(6) スタンバイモード中に低消費電力
(7) 外部からコンデンサを接続できるし、タッチパネルの感度も調整できる
(8) マルチタッチやシングルタッチなど、多種類のICを選択できて、お客様のニーズに合わせて選択できる
(9) 自動的にスタンバイモード/動作モードを転換する
(10) 自動キャリブレーション機能付き、ICは基準値を取得するために自動的に校正する
(11) PCB+ PINの設計により,より大きなサイズのSTN-LCDディスプレイモジュールに対応できる
図4のように、それはICONタイプの静電容量式タッチボタンを備えるSTN-LCDディスプレイモジュールです。ディスプレイの表示エリアの上部はICONの表示部で、コントローラあるいはドライバーICを通して、ICON表示を制御できます。
表示エリアの下部には五つのシルクスクリーン印刷を使用する静電容量式タッチボタンはあります。センサーパッドとしてガラス上にいくつの長方形ブロックのような形の透明導電膜・ITO膜に構成されたものです(図5をご参照)。その上にアイコンとカラーを印刷された偏光板を貼り付けます。(図6をご参照)接着する際に、アイコンは長方形ブロックのような形の透明導電膜・ITO膜の位置をぴったりに合わせる必要があります。 LCDディスプレイはポジティブ表示の場合、下の偏光板にシルクスクリーン印刷します。LCDディスプレイはネガティブ表示の場合、上の偏光板にシルクスクリーン印刷します。さらに偏光板の表側に保護用透明フィルムを貼り付けます。
ドライブモジュール回路基板とSTN-LCDディスプレイの間の信号接続を考慮すると、PINで接続して、タッチセンサーパッドはICONタイプの静電容量式タッチボタンを採用するという設計はお勧めです。そのゆえ、ディスプレイのサイズへの制限が少なくなって、より大きなサイズを選択できます。しかし、タッチセンサーパッドとICONの表示位置をずらして配置する必要があって、重ならないようにご注意ください。
[図 4]
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ICONタッチタイプのSTN-LCDディスプレイを設計する際に、下記の要件を考慮する必要はあります。
(1)タッチキーの寸法:
タッチキーは任意形状に設計できます。人的要因を考慮して、一般的には 長方形の形で設計されています。タッチキーの感度はITOセンサーパッドのサイズと厚さに関係しています。サイズは大きければ大きいほど、タッチキーの感度が高くなります。 ただし、センサーパッドの寸法は指のサイズを超えると、面積を増やしても感度を高めないことはあります。ITOセンサーパッドの理想的なサイズは8~15mmですが、反応が悪いことを防ぐために8x8mmより小さく設計しないようにご注意ください。
(2)タッチキーの間の距離:
複数のタッチキーを利用する場合、干渉を避けるためにセンサーパッド間に一定の距離を保つべきです。下記図7に示すように、最小ギャップを2mm以上にするのはお勧めします。
[図 7]
(3)タッチキーのレイアウトと回路設計
配線のインダクタンスとドライバICの組み合わせが重要です。配線のインダクタンスが低いほど、タッチスクリーンの感度が調整しやすいです。逆に配線のインダクタンスが高くなると、タッチスクリーンの感度の調整は制限されます。例えば、ITOの抵抗(Rito)は金属導線の抵抗よりに高い場合、感度は希望値に達成しかねます(図8をご参照)
オームの法則によれば、より短いまたはより太い配線は抵抗が少なくなります。ただし、配線は太すぎるとタッチ操作の誤動作を起こす原因となって、感度の調整は難しくなります。したがって、配線をして不利な要因を減らします。一方、より細い配線を検討する場合、インピーダンスがタッチ信号の伝送要件を満たすことが肝心です。
[図 8]
回路のレイアウトを設計する際に、なるべくすべて配線の長さと抵抗を同じにして、そうすれば、感知信号は安定で一貫性があります。理想的なレイアウトはITOセンサーパッドの位置を表示エリアの外側に設置されて、ピンの配置位置に近づけることです(図9をご参照) 。そして、 図10のような設計であれば信号が不安定になりやすくて、避けたほうがいいです。
[図 9 理想的なレイアウト]
[図 10 お勧めしないレイアウト]
4.6インチ未満のICONディスプレイや3.5インチ未満のグラフィックタイプのディスプレイなどの小型STN-LCDタッチパネルディスプレイについて、WinstarはCOG(chip on glass)というより効率的なソリューションを提案します。図11~図13のSTN-LCDタッチパネルディスプの設計をご参照ください。その中図12に青いマークはシルクスクリーン印刷された表示領域、緑色のマークはシルクスクリーン印刷されたタッチボタン、赤いマークはアイコンの表示領域とタッチボタンです。
このソリューションは本来のADC-Touch機能とディスプレイ機能をCOG ICに統合して、ドライバ回路モジュールとタッチパネルモジュールの必要性を排除します。STN-LCDディスプレイのディスプレイ機能とタッチ機能を1つのCOG ICに統合できるため、ディスプレイICとタッチセンサ ICは不要になります。COG実装方法を採用することにより、信号経路からドライバーICまでの距離を効果的に短縮して、タッチ感度およびディスプレイ機能を向上させることができます。
Winstarは、顧客のニーズを満たすための迅速で高品質のOEM/ODMサービスが提供できます。カスタムアイテムの開発時間を短縮するだけではなくてコストも削減して、顧客の製品の価値と競争力を向上させることができます。
[図 11 COG STN-LCD]
[図 12]
[図 13]
